エネルギーは止めないで流す

感情も流れてるエネルギーなんだとより理解できてきました。嫌とかダメだと思う感情エネルギーは感じたくないので自我が思考で止めようとします。もう自動的にそれが起こるし起こってもいいんですよね。

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お父さん、ありがとう

11月に立て続けに起こったことで、これだけブログに書くとあまりに突然の事のようでたくさんメッセージいただきました。

心配してくださりありがとうございます。

アンジェロの看取りに向かうまで4年前くらいから、ちょうど10歳を過ぎたあたりから私はアンジェロを失う悲しみが強すぎて恐れでパニックになっていました。

ずっとずっとワークを通して、いつも感じる死の恐怖。それが嫌で何とかしようとしていました。

やってもやっても襲ってくる悲しみと死の恐れ、失うことへの恐怖。もう生きていくのが嫌になるくらい。

両親の介護も2020年に本格的に始まり、もっとパニックになりました。怒りや嘆き、悲しみ。私は出来事を通して感情を感じることが自分自身と向き合う事だと真剣に信じていたし、感情を味わって受け入れてさらに味わい切るとそれは消えて繰り返していけば無くなると思い込んでいました。

さらに強烈に感情を味わえる出来事を創り出し強化し出来事、ストーリーから湧いてくる感情を大切に握りしめました。

そうやって過ごしていっても、蕁麻疹は酷くなるし、パートナーとは喧嘩が絶えない。私は益々自分の人生を悲しみ嘆くのでした。もはや悲しみ嘆く響きが美しさではないのかと勘違いをするほどでした。だって出来事、ストーリーを生きてるのが自分だと思っているから。

じゃあ今どうなのか?

ゆっくりゆっくり年月をかけて、親の死や愛犬の死について自分を通して見つめて向き合ってきました。

その時受け入れられる最大限を受け入れながら、少しずつ看取りに向かっていったのです。

その期間、めちゃくちゃ泣きましたし、ワークショップに参加しては泣き叫びエネルギーを出していきました。

その度に気づいていったのです。自分が肉体ではない事を。悲しみます。誰にだって悲しみはあるように私にももちろんあるから無くそうとする努力は無駄なんだと理解しました。心を開きあると受け入れ安心して感じます。

悲しみを感じている自我は無くならないそうですよ。
よく考えたら当たり前だけど、笑。

悲しみを感じている瞬間にもその奥にある分離など最初からなく、この身体もカタチあるものにはなってるけど、エネルギーで揺らいで無限の広がりに溶けていて自由なんだって感じた瞬間もあるのです。

だから悲しみに留まり続ける事が難しい。

それがわかってからアンジェロも父も肉体から離れることをしてくれた感じがします。

里子さんに起きた崩壊

里子さんと出会って2年ちょい。今回初めて号泣することをただ見守りました。きっかけは伏せますがそれは起こりました。ブログに書くことは本人の許可をもらっています。

我が家に来て初めて転がりながら泣いていました。

よくがんばったね。

里子さんはとにかく内側の悲しみやさみしさを味わう事をほぼ封印してきました。分離させて閉じ込めてきました。それを里子さんは悪魔と呼び、内側の世界で自分ではない悪魔がめちゃくちゃ怒っているのを眺めてなだめる役をするのだそう。

そうしなくちゃこれまで生きてこられなかったのだろうと思います。誰が悪いとか何がいけなかったわけじゃなく里子さんが生きるために必要でした。ホロスコープを見るとあぁ自分で決めていらっしゃったのですね…と何となくわかります。

感情エネルギーが滞りイライラしたり、カラダが痒くなったり、足首や膝や股関節や手首などあらゆる関節が痛いとよく私に訴えてきました。児童養護施設でも同じだったそうで湿布を貼ってもらっていたそうですが、痛みで夜眠れない事も結構あったそうです。湿布では治らない痛みですね。

一緒に暮らすようになりアロマやフラワーエッセンスやヒーリングなどで様子を見ながらいずれ感情エネルギーを出せるタイミングは来ると見守ってました。

出来事から感情エネルギーのダムの決壊が起きました。

彼がずっと抱えてる悲しさやさみしさやどうせ願っても無駄、希望を持っても叶わないって気持ちを言葉にしてドンドン伝えていきました。

最初は怒り足を床にドン!ドン!とし始めました。それも見守っていたら、ようやく長年溜め続けた感情エネルギーが一気に溢れ出しました。ダム決壊。

「ほら〜、もう泣かないの」とよく聞くような言葉は一切必要ありません。床に突っ伏して、膝を抱えて、仰向けになって、転がりながら、カラダを揺らしながら里子さんは止まるまで泣きました。鼻水もいっぱい出して。

最近幼い頃に戻ったようにパートナーにおんぶやぎゅっと抱きしめてもらう事や膝枕を要求したりする場面が増えていたので、感覚で今だなぁと感じ普段伝えないような事を伝えました。

落ち着いてきたところで仰向けになってごらんと伝え引き続き静かに見守りました。胸のつかえがなくなって黒っぽい感じが白っぽい感じに変わったのを感じたようです。

「こんな風に泣いた事なかった、軽いよ」
「なんか軽く感じる」と言いました

しばらくハグしました。スッキリした!との事。

翌朝今までと全く違う自分に戸惑って「学校で元気にできない」って言ったので、頑張って元気に楽しくしなくていいんだよ。静かにしてても大丈夫と伝えました。

感じたことのない内側の感覚に不安そうでしたが、ダメと思ったらすぐ学校に迎えに行く事を約束して学校まで送りました。結果「ただいまー!!」と通常通り帰宅しました。

大人が自分のエネルギーに気づいて流すことがまず大事。そうすると子どもも我慢する必要ないと感覚で受け取ります。その人のタイミングで起こる事が起こる。癒しとはそういうものかなと思います。

自分のエネルギーが流れていると安心して他者がエネルギーを出す事を見守れます。

自分の悲しみや嘆きのエネルギーを止めていると、外側に泣いて悲しんでいる人を何とかしたくなっちゃう感じしますよね。

どうあれ大丈夫だから。絶対大丈夫ですから。

私もこの言葉を伝えていただき安心してエネルギーの流れを止めない事を体験しました。ホントこれ大事ですね。