呼吸道との出会いで気づき人生の物語が変化し始めたお話

呼吸道で学んだ事を繰り返し行うこと、日々少しずつでも瞑想の実践をすることで身体感覚の自覚できる領域が広がっていくと私の人生の自由度や身体の中に湧いてくるエネルギーが自覚できるようになり、自分の思考や感情を見ている意識に気づきやすくなったり、「あぁ、忘れていたわ…」と深刻にならずにまた戻ればいいんだと人生の気楽さ大切なんだって気づくようになりました。

自分の中に美しく清らかなエネルギーだけではなく、愚かさや醜さもあると気づいてもエネルギーとして受け入れられる。

今年に入ってからは旅する中で自分自身が制限かけていた人生に許可していく事も実践する楽しさを実感。

山に入る前の恐れも無くそうとしないし、爬虫類とか超絶無理だったのに、爬虫類しかいないんじゃないかって所を1人歩いたり…カナヘビに遭遇しすぎてビビり倒すのも疲れてきて「あ、いますね…」と恐れって続かない事を知る。

自然の偉大さや地球の呼吸のリズムや、自然との共鳴で見せてくれる光景や、音の深みとか広がりとか、存在を通して起こる事を絶賛体験中の今。

幸せになるために苦行し続けた過去

これまでは誰かや社会に必要とされるように…

・ダメな自分を変える

・素晴らしい人間になる

・もっともっと自分を成長させる

・魂を磨かないといけない

・慈悲慈愛の溢れた素晴らしい人間になる

と自分の自我のとてつもない不足感から学び実践しようとしてた。果てしない道のりに歯を食いしばりながら生きてたし、到達し辿り着くべき場所があると思い込んでいたから辿り着きそうもない自分にいつも悲しみ嘆き泣き、そして憤ってきた。

実際の自分はダメで優しくない酷い人で…と思い込み、自分を変えようとするのにさらにダメさが強化されるような現実を創り出す。

隠そうと抑圧が酷くなりすぎて身体はいつも凝っていたし、頭痛いし、全身蕁麻疹に悩み、子宮からの大量出血で子宮摘出をすすめられる(今は大丈夫になりました)

本当に大変な事や人間関係やコミュニケーションの誤解やすれ違いばかり起きる暮らしだったし、自分も病気になったり、家族の事でいつも大変になる。

いつもどこか怯えていて、否定されたと受け取りがちで、恐怖から支配的になりやすく、人と会うことが好きな反面、会ったりセミナーや講座やリトリートに参加し楽しいのだけど、帰宅後は繊細になっているから感情に振り回される事が起きたり、疲れすぎてぐったり寝込むことも結構あった。

良かれと思ってやり続けたヒーリングに対する勘違い

大変な人生にしておくことで外側の世界を何とかする事に忙しかったし、自分の抑圧してる傷の痛みや未完了な感情エネルギーをずっと抱え続けてありのままに観る事を避けていたんだと呼吸道を歩んでいくうちに気づきました。

「愛と調和」でなりたい自分で生きているつもりでいるのに、すぐ何かのタイミングで憤りや悲しみが湧き立ち止まってしまう。

変えられないものを何とかして必死に変えようと努力し、変えられるものを変えられないと信じてるから人生ずっとなんかしっくりこない。「まだ人間的に未熟だ」と思い、さらに鎧を分厚くしてせっせとヒーリングやエネルギーワークを続け自我を肥大化させていきました。

ヒーリングやエネルギーワークや感情解放ワークを色々取り入れてその時は幸せや満たされたような気になるけれど、日常生活に戻れば感情に支配されて望むような暮らしが見えてこない。

でも見えないエネルギー(神様とか龍とか霊とか?)をわかるようになる領域が広がれば…サイキックな能力がもっと身につけば…自由に楽しく楽々に望む人生が送れると本気で信じてました。

友邦さんはワークショップの中で起こる様々な意識体験、神秘体験は自我の領域で起こってる事と誰かがシェアで言うたびにそれは自我を超えてなくて自分の脳の認識だと言うことを繰り返し言われます。

友邦さんは動画の中で神秘体験についても語っています。

「自我」と「覚醒してしている本当の自分」が溶け合うということ

この動画を見て、私が大きな勘違いをしていた事に気づきました。そして呼吸道ワークをさらに実践しようと思えました。

本当の自分とは何なのか?その問いの意味も全くわからないし、気づこうという思いも湧くはずはなく、エネルギーを自我の領域で受け取り感じ認識し言語化してるものが真実、真理、悟りだとかって事の勘違い。

高次元存在と繋がれている感覚が自分そのものだと思い込みながら、ヒーリングで嫌な気持ちや不快な感覚を取り除いてきたので何かのタイミングで不安や疑いはずっと消えないから延々と繰り返しました。

呼吸道のワークショップに繰り返し参加し数年実践中

最初の出会いは2021年ご縁の杜の音開き。2時間くらいの呼吸道体験でした。背骨を左右に揺らし、チャクラを感じて声を出すワークだったような気がします。したことない動きだったけど、自分でも驚くくらい声と涙がたくさん出て終わった後スッキリしていました。何がどうしてこうなった?と謎のまま過ごし呼吸道に興味を持ちました。

が、しかしそこから1ヶ月喘息、咳が止まらなくなり、横になると死ぬ!みたいな窒息感で寝不足と焦りや不安やどうにかしなければ…みたいな状態に襲われました。

オンライン呼吸道講座でそれを清水友邦さんにお話しました。すると友邦さんは

「よかったね!背骨が緩んで出てきたんだねー、まぁ引き続きやってみて。思考は今ここにはいられないんだから」

と思わぬ反応で(え?苦しいって言ってるところに何かを教えてくれるんではないの?)謎は深まりました。

とりあえずやってみてって言うんだから、やれそうな事をしようと背骨を左右に揺らしたり、命門というツボを意識して回すという動きと、1分呼吸に意識を向けて見ることは簡単そうだったし気持ちよかったので続けました。

3回ほどオンライン呼吸道講座に参加したくらいの時にボディワーク中頭がボーッとするようなこれまでにない感覚が湧きました。

友邦さんに日常で座って背骨を揺らして命門を中心に回して、呼吸は1分くらいをやってる、オンライン講座で初めて頭がボーッとして今までになった事が無い感覚になったと言ったら「今新しい脳の回路を作ろうとしてるから続けてやってみて、グラウンディングを強化してるんだね、まぁやってみてくださいよ」

「でも先生、やり始めてひじがすごく痛くなってきちゃったんですが、これはどうしたらいいんですか?この痛みは何ですか?」と聞いたら

「だから何か?と考えてるのが思考で今ここにはいられないわけ、わかる?考える話じゃないの、それを何とかしようとしない」と言われ、これまで関わってきたヒーリングやエネルギーワークの世界ではされてこなかった反応と対応…。

痛みが湧けばすぐヒーリングで、その痛みは何なのかリーディングして対処する。

それが全く無くて正直頭は(何で?なんか冷たくない?呼吸道ってなんなんだ?瞑想ってなに?)と思考は混乱し、またさらに謎が深まるばかり…

「今年はワークショップもありますしリアルでお会いできたらいいですね」と友邦さんオンライン講座で言ってたし、なんなのか知りたいし、リアル参加絶対する!!と決め、両親の在宅介護中の両親にショートステイに行って欲しいと頼み、2022年早池峰音霊呼吸道ワークショップにリアル参加しました。

初めてのリアル参加の体験からの気づきは

「最初はエネルギーとか全くわからない感じだったのに、呼吸道のワークを進めていくうちに風が頬にあたる感覚を感じたり、身体が急に軽くなったり、東西南北のそれぞれの方角に違いがあるんだってエネルギーを感じられるようになってる事に気づきました。身体感覚に意識を向けて感じる感覚を開くと、自然は元々変わらず存在しているのに、普段自分が気づいていないだけだったんだ」ということでした。

2025年まで屋久島、天河大弁財天社、時空の杜、音霊呼吸道発売記念LIVE、いのちの森水輪、バリ島、オーストラリア、糸魚川、オンライン講座と様々な場所で開催される呼吸道ワークショップ、リトリートに参加し、毎回違う体験や気づきやしたことがないワークが出てくるし私は楽しかったです。

ただ日常生活にどうつながってくるのかは中々わからなかったし、友邦さんの言う「同一化、分離、脱同一化」とか「主体と客体」とか「あることの瞑想」とかわからないまま参加してました。

わからなくても良くて毎回ワークをするたびに身体の感覚、自覚できる範囲が広がってることはわかりました。

そのうち仰向けになった時に肋骨や背骨の感覚を意識できているようになったし、身体を上下に揺らすシェイキングでは本当に臓器や体液が揺れているのを瞬間で感じる感覚が起きました。

「身体感覚から開いていくと安心で背骨を緩めていくのが早いので」という友邦さんの言葉だけは覚えていて、意味はわからなくとも素直にやってました。

身体が緩んでいけばいくほど、身体に閉じ込めてたエネルギーは溢れだしました。必死に隠さないといけないとか、もうすっかり消えたと思ってた昔の痛みが湧いてきたり、自我のネジが外れてきて、止めてたエネルギーが生活の中で流れ出し、もう止まらない人生の流れに委ねていくしかない事も起き出しました。

日常生活ではアルコール依存症から認知症の父親の暴言に耐えられなくなり、でも昔と違いチカラが無くなっていて逆に私が押さえつけられるくらいになっていたから、私が父親を虐待し殴り殺してしまうだろうという恐怖になりました。

泣いてケアマネさんに頼み、泣いて主治医に頭を下げてレスパイトで入院を許可してもらい、お願いしたかった施設に手紙を書き、2年待ちと言われていたのに3ヶ月で空きの連絡をいただき、在宅介護から特別養護老人ホームに変わりました。

養育里親で預かってずっと暮らしていくと思っていた子どもには「ここで暮らしたく無い!」と言われ委託終了しました。

愛犬が虹の橋を渡り、その一週間後父親が亡くなり、旦那さんと離婚するための話し合いという出来事が2年の中で起き続けました。

母親は今まだ施設にいて、毎回寂しさや不安で泣く様子に胸が痛むのを感じてもただ手をつなぎ、ハグをして、振り回されない見てる自分がいる意識に気づきながら面会に行きます。

数年出来事に毎回振り回され続けましたが、過ぎてみればどこか私の創り上げてきた「いい人でいたい」世界は崩壊し、もう嘘はつけない、誤魔化せないと仮面がドンドン剥がれ落ちていくようでした。

出会う人も変わり、抑圧してきたエネルギーを解放したり、思考が低下する事で起きる体験と気づきがあり、今尚継続中。

ゆっくりと友邦さんがワークショップ中に伝えてくれる言葉と体験がつながってきました。

感情や肉体を観る意識、思考が働くことに気づいている意識があることに気づき始めました。感情や肉体や思考やさまざまな概念が自分だと思い込んで生きてきたんだなぁという気づきです。

ワークショップの中でのワークは、身体は苦しかったりしんどかったり痛かったりするのに、それに気づいて見ている自分がいる。

さらにその自分が見ていると身体のあらゆる部分の緊張がフワッとゆるみ身体のエネルギーが流れていくところまで自覚する体験が出てきました。

子どもの頃からのパターンで愛されたくて認められたくて、存在価値やこの世の中に必要な人でありたいと生きていたし、気づくと忙しくしてる自分に安心していた事に気づきました。

身体を病気や痛めてまでも愛されたい、愛してくれないってことを必死に訴えている自我なんですね…と気づきました。

自分が特にパートナーシップに向き合うと性に向き合わないといけない感じがして嫌で避けてきました。自我の恐れに向き合うことを避けるために外側に向けて、自分の人生で人の役に立つことを頑張ってやっているなんて思ってもみなかったです。

「思考は今ここにはいられない、ありのままを受け入れる事は自我は避けますから」と友邦さんはよく言います。

だから外側の何かで不快な感情が湧いた瞬間に無くそうとしたり、感じなくするために身体感覚を麻痺させて思考で何とかしようとしてきたんだと今はわかります。

何とかしなければ怖い。不安に襲われる。自分がこれなら認められ、安心できて、自分も幸せだって世界を作ろうとして頑張ってきたんだなとようやく自覚できました。

それが本質の自己、本当の自分ではなく自我や感情やそこから現れる行動、態度が自分だと思い込んできたからなんだなと気づきました。

愛される人やいい人でありたいと違和感を隠し続け、自分が見せたいように生きる自分の仮面がドンドン剥がれていき、自分のどうでもいいプライドで恥ずかしいと恐れ隠してきた事を曝け出す機会が突然やってきたり、人生のあらゆる関係性が完了していきました。

自由になってく

結局崩壊した後の方が自由で、自分に正直な人生で、たとえば人を嘲笑うこと、優劣や自分の正しさから見る自分にも内側で動いた時に気づくようになりました。それは誰が思ってんの?って聞くことができるようになってきました。

そしてビジョンに生きる自分の軸みたいなのに正直になってきて、周りにもハッキリと伝えることが増えてきました。失礼があればもちろん謝ります。完璧でないから。

エゴが無くなるわけではないし、嫌いや苦手が無くなることが人生の目的ではないし、目指す事ではないと気づきました。気づいて認めるだけで全然楽ちん。頑張る事なく本当に魂が望み喜ぶビジョンに生きたらいいと前を向けるようになってきたのです。

自我、エゴは悪いものではなくて、気づいている状態で生きる必要があるんだなと気づいてきました。全くエゴがない状態を目指しがちだけど、それこそエゴで塗り固めていってしまうから苦しくなるだけ。

身体の内側に湧くエネルギーの流れを自覚できるくらい認識する領域がひろがると、関わる人々の背景を感じ、それも悪意があるわけでなく自分と同じ痛みを抱えているという理解が深まるようになった気がしますし、被害者的な立場で物事を捉える事がかなり減ったように感じます。悪意がある人はもちろん避けますけどね。

呼吸道と出会い、人生を苦しむことなく生きていいんだと気づいたし、人は本当にしたい魂が喜ぶ事をしに生まれてきてる。そして私はつながりの仲良しな世界を体現しにきたんだって思います。

魂が喜ぶ方へ本当にしたいことをしたい

2024年に長野県飯田市で主催した清水友邦さんお話会、清水プラダさんライアー+クリスタルボウル演奏会は本当に準備から楽しくて当日もすごく幸せでした。自分が本当にしたいことをするってこんなに楽しいんだ、みんなの笑顔が広がるんだって体験をさせていただきました。

「魂の喜ぶ方へ行きなさい」と友邦さんが優しく伝えてくれた言葉が胸に響いてます。そして友邦さんは「意識のネットワーク」「開かれたネットワーク」という話を個人セッションの時にしてくれました。

まだ言語化はしにくいけど、エネルギーを感じていくと開かれたネットワークと閉ざされたネットワークがある違いも何となく感じるようになりました。

私は開かれた意識のネットワークに存在し魂が本当に喜ぶしたいことをする。

私は探求の道を歩みたいし、呼吸道のエッセンスを継承し、呼吸道のワークショップをいずれ開催できる人になりたい。そして日本や世界の大自然や聖地と言われる場所で音を感じ響きあいたい。その道を歩み今日も実践です♪

違うと言ってくれる存在

1番近くにいて、いつも私が胸ぐら掴み殴りかかり激しい喧嘩ばかりしていた夫婦関係。もう離婚しかないんだろうと決めてた関係性。カタチや男女の関係性に囚われることなく大切な人になりまして、そばにいる旦那さんがニュートラルな感じで違和感なところを「何か違うんじゃない?」「やり過ぎじゃない」「なんか音が違う」ってつっこんでくれる大切な相方でもあります。だいたいは素直に聞けるようになってきた本当にありがたい存在です。

違うと言ってくれる存在って大切。人間は完璧じゃないし、忘れるし、気づかずに生きてるんだから。簡単に騙されるし、わかった気になってしまうけど、結局なんもわかってないってことに生活してて気づく。何を見てたんだろうか…ってハッとする瞬間がある。

そうやって気づいた時に思い出し、学んでいる呼吸道を実践して歩んでいきたいと思います。

清水友邦さんとプラダさんと。

清水友邦さんの著書

『覚醒の真実』

よみがえる女神