自己共感、自己理解し実践するから他者共感、他者理解ができるセラピストになる

本日の個人セッションはお悩みを解決するというものではなく、セラピストさんへの呼吸や瞑想のレッスンでした。

ヒーリングとか目に見えないエネルギーをわかるようになりたいとスピリチュアルな学びを選択される方々はいらっしゃいます。

本日お伝えしたのはまずは「自己共感」が大切であるということ。

自己共感とは

自分の内面に寄り添うこと。私たちは感じたい感情エネルギーと感じたくない感情エネルギーのどちらも内面にあります。

自分自身が感じたくないと拒絶したエネルギーは自分の内側のエネルギーの流れを自ら止める事になります。怒りや悲しみや後悔や罪悪感など自分が良くないと判断している感情を瞬間的に分離させたりします。

怒りや悲しみなど自分の中には全く無いかのように生きる。でも完全な分離、分断なので身体のエネルギーの滞りは起きるし、身体の不調もでるかもしれません。

それは自分を無視し続けることです。

または感情と同一化して感情が収まらず他者への批判や攻撃になったり望まない現実を映し出します。感情を感じてるのが自分そのものだと思い込んでいる状態です。

分離もしていない、同一化もしていない、自分を観察するような視点を練習していくと自分の悲しみや痛みに自分が自分に1番共感できます。

怒りの奥にある感情

大切なのはストーリーではないというところです。自分に悲しみや痛みは怒りという感情で蓋をされていてイライラや憤りに苦しむ方々が多いです。自分にある悲しみや痛みや傷つきやすさを素直に認めて受け入れていく事です。

悲しみがあると知ってしまったら自分がとても保っていられないと思考は思ってしまうので「悲しくなんてないよ」「悲しみを乗り越えなきゃ」と全て思考、頭の考えで止めてしまいます。

人にストーリーも含めてその時の感情エネルギーの痛みや悲しみや嘆きに寄り添って共感してもらえると、わかってもらえたと嬉しいし、そのままの自分でいいのだよと認めてもらえた感じがして、安らぎ硬くなっていたカラダの緊張がゆるみリラックスして心が晴れたような感じになります。

心が疲れた時、心の病気になってしまうまで頑張って頑張ってしまったくらい優しいし繊細な感性の持ち主の方々だと私は感じていますし、その時は専門の方々の援助を受ける時期は必ず必要です。

汝自身を癒せ

次の段階があって、心の疲れが回復をしていったら自分が自分に共感をすることで同じ事が起きる事を学ぶ必要が出てきます。

バッチフラワーという植物の波動で感情を癒すフラワーエッセンスを作り出したバッチ博士の著書に「汝自身を癒せ」というものがあります。汝自身で気づくことの大切さを書いています。

自分がこの大いなる宇宙のエネルギーの一部にしかすぎないこと、全ては同じエネルギーで分離しているように見えているけれど、実はそれは思考が分離しているように思っているから離れていて、自分と人とは違うし、考え方が違う人とは相容れないという世界を映し出してしまいます。

本質、本当は何も分離はしていません。私もあなたもあらゆる存在たちも、自分が嫌だと思っている人も全部一つのエネルギーだと気づいていく段階です。思考、自我は分離しているものだから頭でいくら考えても理解ができないのです。体験からの気づきでしか起きないのです。それが瞑想です。

自分の自我が止めてしまった身体の中の感情エネルギーを流していく必要があります。その時にエネルギーに名前はつけません。怒りや憎しみ、あの時こんな言葉をぶつけられて悲しかったとストーリーが次々フラッシュバックのように記憶として蘇ってくるかもしれません。

そのストーリーに意識を向けている段階は今ここから離れてしまっている状態です。だから思考や記憶が湧いてきてもまたただ今のエネルギーを感じることに意識を戻すのです。

泣けてくるかもしれません
熱く爆発するような叫びかもしれません
真っ暗な中怖くて震えるかもしれません

そのエネルギーに寄り添い自分が自分に共感していきます。自我が無理ー!って思考をまた浮かび上がらせてくるけど、そこに意識を向けずただ感じていくとエネルギーが変化している事に気づきます。

重苦しさが薄れて、ただのエネルギーで実は漂い続け流れ続けているものであって、自分の意識が流れていくのがわかればいいだけだと気づくのです。

そうやって自己共感や自己理解をしていくから、人や動物、植物、鉱物、この地球の全て、宇宙の全てが一つのエネルギーであると体験から気づきます。知っている段階からわかったという段階になります。

そうすると自分と違うように思考が見ているこの世界の分離が薄くなり、他人への共感や理解ができる自分の感性が開いていきます。

思いやり、優しさ、まごころが自分の内側に元々あったけど自我の恐れで思い出せなくなっていた愛が世界に自分の在り方が放つ周波数が変化し、存在するチカラが強まります。

次元上昇をしよう

先日セラピストさんが自分の心が弱るようなことが起き、落ち込んだ感情のままでいる方がクライアントに寄り添い良いセッションができた。そんな気がする。どんな心の状態のままでもできる仕事だからカウンセリングの仕事はありがたいって投稿されてるのを見てなるほどなと思いました。

それもある意味共感で共振共鳴ですね。

自分自身が同じ次元の水平移動で傷ついた心をヒーリングで癒されたとか感情が解放されてスッキリしたという事がマインドの状態のままだと気づいていないのです。

そのようなカウンセリングやエネルギーワークなどのセッションは次元を上昇するサポートというより、同じ次元の水平移動の感覚になってしまう場合があります。

最終的に全ての人々が自己共感や自己理解ができたら他者の気持ちにも寄り添えるし理解できる信頼を感じながらコミニュケーションが取れて平和な関係性が溢れると思いませんか?

より高い次元から今の3次元、物質世界を観る視座が備わってきて、自分自身がその視座を持ちながら日々の生活を送れるように気づきが大切です。

私たち人類は次の段階に気づく必要があるのではないでしょうか?

マインドを鎮める時間は内なる探求の時間です。自我が幻想を送りつけて感じさせる孤独を恐れず、静かな時間を持ちましょう。

施術やクリスタルボウル、講座でその実践をお伝えしサポートさせていただきます。