長野県里親制度認定、登録に向けて②〜里親制度とは?〜

先日歩き始めました。というブログに

たくさんの温かいコメントや

わざわざメッセージくださったり

直接伝えてくれる方

本当にありがとうございます。

前回書いたブログ

里親制度を気になっていた。

一時考えたこともある。

という声もいくつかいただきました。

私たちが認定、登録を目指して

いるのは長野県の

里親制度の中の「養育里親」

というものです。

各都道府県で認定、登録はまた

違うので、このブログに書いて

いくことは長野県の里親制度の

認定、登録を目指している

ことについてです。

そもそも里親制度とはどういうものか?

それを書いていきたいと思います。

まず里親とは?

長野県のホームページをみると

「様々な事情で、親のもとで暮らすことのできない子ども(0歳から18歳)を家族の一員として迎え入れ「里親」として、暖かい愛情を持ち、家庭的な雰囲気の中で子どもを育ててくださる方」

とあります。

長野県里親支援事業ページ

その里親にも種類があります。

◉養育里親
18歳まで(必要な場合は20歳まで)の子どもを子どもが自立したり、実の家庭に戻ったりするまで、自分の家庭に受け入れて育てる里親。

◉養子縁組里親
養子縁組(一般には、原則6歳未満の子どもを対象とする特別養子縁組)を前提として子どもを育てる里親。

養子縁組にも2種類あり

⚫︎特別養子縁組→戸籍上、養親の子となる。

養子制度を希望される方は大体この特別養子縁組を希望されるそうです。

⚫︎普通養子縁組→戸籍上、実親と養親の
2組の親を持つことになる。

◉専門里親
虐待や障がい等により専門的ケアを必要とする子どもを育てる里親

◉親族里親
両親の死亡などにより育てられなくなった子どもを親族が育てる里親

同じ里親といっても

養育里親の里親制度と

養子縁組里親の養子制度は

異なります。

どちらも実子ではない子どもを

家庭に迎えて養育するのですが

養子縁組里親の養子制度は

法律上で親子を希望する制度です。

様々な手続きを経て、裁判所から

認められて養子縁組が成立したら

法律上の親子になります。

里親制度は

法律上の親として子どもを育てる

わけではなく、親権者は実親になります。

全く知らなかった時は

里親制度と養子制度が

ごっちゃになってました。

養子縁組が成立し法律上の親子に

なれば、どちらかといえば

私的な領域になるそうなので

児童相談所などの機関との

関わりが切れてしまい把握しきれない

ことも当然出てきます。

それは養親さんがどのように

関わっていくかということで

変わってくるようで、特別養子縁組で

親子になった後も「里親会」へ

積極的に参加し交流を持たれる方も

いらっしゃるようです。

養育里親さん
専門里親さん
親族里親さんは

子どもを自分たちの家庭に

迎え入れて、温かい愛情を持って

子どもの成長や自立を支えていくのですが

その養育は公的保護のもと、

管轄の児童相談所などと

協働で育てていく公的な領域になります。

この里親制度というものを

大人の都合であるものではなく

子どものための制度ということも含め

理解する必要があります。

ちなみに私たち夫婦は

「養育里親」を希望しています。

夫婦の意見は一致しています。

先日受けた研修は全体研修なので

養子制度を希望する方もいるし

私たち夫婦のように里親制度を

希望する方もいて、

まだどちらかわからない、

決めていない方も大丈夫で

初回の基礎研修で講義を聞いてから

自分たちの希望を伝えます。

希望する制度により研修内容も

変わるからなのだそうです。

養育里親さんは法律上の親子に

なるわけではありません。

迎え入れた子どもと暮らすのは

数ヶ月かもしれないし

数年かもしれない

子どもが実親さんの元へ

戻れるまでの期間は様々です。

調べていくと

法律上の親子じゃ

ないということで

起きてくる問題もあるようです。

そこで湧いてくる感情に揺れまくる

かもしれないし、例えば

一緒に暮らした子どもとの

別れをただ喜びや祝福だけで

送り出せるほど人間できてない。

寂しさや悲しさも来るかもしれない。

それもひっくるめて引き受けよ

って夫婦で話し合いました。

正直未知な領域をあれこれ

わからない者同士考えても仕方ない。

だから児童相談所の職員の方や

里親支援専門相談員さんのお話や

先輩里親さんのお話を聞くという

交流がとても大切になります。

どれだけ自分の価値観の

ものさしや世界の捉え方の

フィルターをはずしていけるか

だなぁと思うのです。

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