子どもへの伝え方から学ぶ平和な在り方

子どもにどうしたら伝わるのか
何回言ったら伝わるのか
なぜ聞いてくれないのだろう…

そんな悩みをもつお母さん、お父さんも多いと思います。私もそんな1人です。

お正月に過ごした水輪。塩澤みどりさんに聞いていただかずにはいられないと思いまして、養育里親をしている事をお話すると何度も言わせないで!声を荒げてしまう事を理解してくれているかのように、悩みを打ち明ける前に私が選択した道を讃えてくださいました。

その上「あなたもよくなる、私もよくなる、みんなもよくなるにはどうしたらいいか考えよう」

とか、歯磨きをしない事には「虫歯になっていたいってなるかもしれないけどいいのだね〜」とアレしなさい、コレしなさいと指示しないような伝え方の事をお話してくださいました。

実際帰宅してからわからないけど意識してやってみることにしました。

帰宅してから私の意識が水輪で過ごした皆さんの意識のおかげで引き上げられたのを感じたのでその感覚を信頼してみようと思えました。

だから子どもに伝える時も自然と私はあなた、あなたは私という意識になり「あなたにとっても私にとってもたっしー(パートナー)にとってもよくなる暮らしをしよう、大人だからって完璧じゃないし、あなたと同じように感情はあるからね。みんなで仲良く平和にこの家で暮らしていくには、思い通りにならないと怒って拗ねて喋らないって事は悪くはないけれど、もっとみんなが仲良くするにはどうしたらいいか考えてみよう」

って信頼を感じながら伝えることができた感覚でした。

いつもの子どもなら機嫌は直らず腹を立てて、悲しくなって泣いて閉じこもるパターンだったのが「わかった、やる」とすんなり行動に移りました。

おや?何だかスムーズ。私も落ち着いてる。その翌日にもっと驚きました。

翌日に子どもは「今日は素直にすぐやったでしょ?だって昨日なっちゃん(私)言ってたじゃん。拗ねてるより先にやる事やろうと思ったんだよ」と。

ハートが震えました、泣いた。
どうやったら伝わるんだろうって、私は伝わらない自分を情けなく思い、さらにイライラする自分に罪悪感がのしかかっていました。私が映し出したい平和な暮らしはここの時空じゃないはずって思っていたので。

やっぱり私自身の意識が映し出す世界なのだと思いました。

子どもの言葉を聞いて、前日の私の言葉が伝わっていて、さらに自分が「みんなが良くなるにはどうしたらいいか」ってところが伝わっている感じがして彼の人としての素晴らしさを感じました。年齢じゃないですね。

もう私たちは新しい時代の生き方に入っています。
家族同士でも、夫婦、親子は上下はないから言って聞かせるとか、権利を奪うとか、尊重しないって暮らしはもう成り立たない気がします。

家族みんなが人として対等で尊重しあい、お互い助け合い真心で暮らす。そんな日常生活は小さな家族というコミュニティから始められます。

縄文的平和な暮らし。まずは毎日の暮らしから。今回も子どもが教えてくれたことは大きいです。