共依存から相互依存の夫婦関係を感じた10年目の結婚記念日

結婚記念日を初めて忘れました。
全く頭から抜けてました。

記念日だからレストランで!とか、おでかけしよ!とか…それはそれで楽しいが、そういう過ごし方は今年は秋から色々な変化が大きすぎてそれどころじゃなかったんだと思う。

夕方普通に晩御飯の準備してたらパートナーがいつもより早めに帰宅。珍しい…

里子さんの塾の日という事もありパートナーに塾の送迎はおまかせした。ラッキ〜、ご飯の準備してちょいと休憩できるぅとココロの中で喜んだ。

1時間後、塾から帰ってきた里子さんが元気にただいまー!!とやたらご機嫌な感じで部屋に入ってきた。続いていつもより明るめな声で「ただいま」というパートナーに普段なら目を合わさず「おかえりー」と言うのだけど、声のトーンが気になりパートナーの方を見たら…

バラ

ぇ?あ、え?12月7日…
忘れてた!?
ありがとー!嬉しいサプライズだっ!!

毎年一本ずつ増えていく恒例のバラの花束をいただきました。その様子を見て里子さんが拍手してくれました。拍手して祝福してくれたのが私的にはめちゃくちゃ嬉しい。

一年前は私たち夫婦と里子さんの信頼関係はまだつながろうとしている段階だからギクシャクする場面もあったし、去年の結婚記念日もバラをもらったのだけど、里子さんはそれを見て「オレには?何かちょーだいよ」だった。

そんな里子さんが「写真撮ろうか?」とかパチパチパチパチと拍手して嬉しそうにしてくれる姿に泣きそうだった。

1年前はこんな幸せな日常の暮らしがやってくるなんて想像できなかった。去年の10月頃、結婚当初から続いたパートナーとの争いはピークを迎え、パートナーは家出を繰り返すようになり、去年12月から2月は全く別居状態になった。

本当に離婚とならなかったのは里子さんのおかげで、私たちが養育里親だったから。離婚をすれば委託は解除になり、里子さんは児相に引き上げられてしまう。もう二度と会えなくなる。里親夫婦の事情は関係なく子どもの事を考えているからこそ委託解除になる。

夫婦では解決できず児相に呼ばれ、フォスタリング機関の里親担当、里子さんの担当、相談員がいる中で私たち夫婦のカウンセリングをしていただいた。

「お互い思いはあって、どちらも気を使うからこそ相手に言えなくて伝わらないってなってるんですね」と言われハッとした。客観的に伝えてもらう事で(そうか…お互い思いはあるし争いたいわけじゃなかったわ…)と夢から覚めたような感覚だった。

その日お互い冷静にもう一度話し合った。
リアルで会うとお互い怖いのでビデオ通話で、笑

里子さんと絶対に離れたくない一心で離婚はしないと言い続けてきたけど、もう相手が決めているならそれも受け入れよう。里子さんを結果苦しめることにしかならなかった里親家庭の暮らし。どうやって償ったらいいんだ…それを思うと自分の身勝手さに憤り悲しくなった。

自分と感情が同一化した状態でまだ夢から覚めてなかった。簡単に夢からは醒めたくなかったようだ、笑

ビデオ通話で離婚でもいいよと言ったら、パートナーも児相でのカウンセリング後で冷静さが戻り話せるようになっていた。彼も里子さんの事を思っていたから家に戻ると言った。

結果離婚にはならずに今に至る。「子は鎹」と言いますが、私たち夫婦は里子さんが自分たちの実子ではなかったのでどちらかが引き取り育てるという選択肢はなかった。だからこそ子どもにとって何が幸せかを思った時に「共依存から相互依存へ夫婦関係の再構築をしよう」というところから再スタートした。

私はさらにヒーリングやエネルギーワークではなく身体感覚を取り戻すべく自分自身のボディワークや瞑想を続けた。毎日修行のようにネバ、ベキでやるのではなくてカラダの感覚にいつもフォーカスした。

たくさんの気づきや手放しが起きて…

あれだけイラついたり悲しくなったり絶望感が湧き、不安と恐怖が暴走し自分を止められなかったのが、パートナーに理解されないと嘆いて悲しんでいたのが、今はなぜあんなに感情に振り回されていたのかわからなくなった。

感情はある。だからある事に気づき感じる自分と見守る自分がいて、感じたエネルギーはとどまる事なく流れていくのをさらに感じていく。

そうするとハートのあたたかさやリラックスを再び感じるのだ。だから感情を無くすことではないし、人格者になる事でもない。

命門で呼吸をしているとカラダが熱くなってくるのがわかるようになってきたし、意識を向けるとエネルギーが流れ出すって事の感覚がようやく理解でき始めた。

呼吸道ワークショップで聞いていたのは、命門が充実してくると安定し、思考や感情に振り回されなくなるので…ということだった。

最初はやってもやっても命門がここだよって感覚がわからなかった。何も感じないからさっぱりわからない。それだけ身体感覚を無視して麻痺させてヒーリングやエネルギーワークやココロの学びに偏っていた。

カラダが不調を訴えているのに、さらにヒーリングやエネルギーワークで高次元の光とつながれるように自分の意識をクリアにする事しか考えていなかったからますます自分の内側で分離が起き、それを投影した世界になり、私が闇深すぎてパートナーがいるだけで気持ち悪っ!!と失礼極まりない状態に…もうパートナーがどうこうという話じゃない。

自分の分離に気づかないと自分のいのちを放棄してしまうかもしれないってくらいになった。

子宮内膜増殖症でずっと子宮から出血し続けて、重度の貧血で息切れやめまいも酷くなっていき、これは浄化だ、いつかおさまると思っていたが、摘出した方がいいと言われてようやく気づいた。何かズレまくってるね、私…と。

自然治癒は難しいと言われたが、治療はせずにひたすら呼吸道ワーク。今は生理が普通に終わる喜びを感じている。7年ぶりくらいに。

カラダの感覚が戻ってきて、カラダのエネルギーを感じることも増えてきた。瞑想することでまた気づきが起きた。ずっと子宮と同じくらい嘆いて何とかしたくて痒みでもがいていた蕁麻疹がすっかりおさまった。

カラダの不調を治すために呼吸道を始めたわけじゃなくカラダの感覚が戻るかもしれないと思って始めたけど、思った以上に感覚は麻痺してて最初はわからずで悲しくなった。

でももう少しやってみよう…と細々と続けて、パートナーと笑ったりこの人と結婚してよかったって思えるような感覚もカラダの感覚もつながって戻ってきた。

清水友邦先生とプラダさんご夫妻の在り方や夫婦の距離感や愛し合うってこんな感じっていうのを言葉ではない領域で伝えてもらえた感じがします。

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また1年喧嘩する日もあると思う。
でも思い出そうね。
私たちは争いたいわけじゃない。
愛し合いたいんだって。
10年目もよろしくお願いいたします。

この世界だって同じだと思う。
戦いたいわけじゃない。
1人静かになる時間をつくろう。
気づいたら世界は変わる。