養育里親として里子にサポートできること

養育里親に預けられる里子さんと実親さんの交流は、実親さんの事情や状況などが全員違うので、児相の判断や里子の様子や実親さんの状況や思いなど総合的に見て決められます。

我が家の里子さんと実親さんの交流はあります。
児相からの連絡で日程が決まります。

養育里親としての気持ち

養育里親さんの中には実親さんと里子さんの交流は仕方がないと受け入れるけれど、日頃世話をし面倒を見ているのはこちらなのに…と複雑な心境に陥ってしまう方も実際いらっしゃるようです。

自分の子どもと思って暮らす日々、実親さんとの交流後里子さんの気持ちが不安定になってしまうのをケアするのは養育里親の役目。何とも言えない感情が入り混じるのも無理ないです。

どうして養育里親になったのか

私たち夫婦は自分たちの子どもを望んで養育里親になったわけではないという土台があります。

18歳以降、児童養護施設を出て自立して社会に出た後に頼れないと孤独を抱え、寂しさから共依存関係の恋愛や結婚になり妊娠出産す結果また社会的擁護が必要な子どもたちが存在することになるとか、仕事やお金で悩み苦しむ人たちが多いという現実を知るきっかけがありました。社会的擁護の対象から卒業した子たちをケアリーバーというのだと知りました。

社会的養護の必要な子どもたちが社会に出た時に、人間関係を健全に育んだり、1人ではないと安心や信頼を感じられる在り方を伝えたい。

親と会えない、離れて暮らしているから愛がない、愛されていないというように思い込む事なく、離れる事情は事実として受け入れられる視点を持てること。

事実と自分の感情を繋げて「親と一緒に居られないのは自分に価値がないからだ」とか「自分は誰からも愛されない」という認知の歪みを起こすことなく生きること。

どうあれ愛されているという真実を生きること。

生きていくチカラをつけてどんな状況であれ適応する柔軟性を身につけること。

勉強できる事より優しく思いやりを与えられるくらい満たされること。

それが私たち夫婦が一緒に暮らしていく中で私たちの在り方を通して共振共鳴したい事です。だから私たち夫婦も絶賛学び中です。

里子さんと実親さんの交流について

先日里子さんと実親さんの交流日がありました。

お昼頃送っていって、私たちはランチデート
飯田市山本の「山本ほくちそば」さんへ。初めてのお店。菊芋を粉末にして練り込んだお蕎麦「きくちゃん」食べやすい麺でした。

その後沢城湖でのんびりと。こちらも初めて。
静かでした。クリスタルボウルを持ってまた来たいなと思いました。何か光がここの湖や周りの自然たちに届いてより活き活きと輝いたら素敵だなぁと感じました。

誰も来ないだろー的な感じでいたけれど、突然私たちがソフトクリームやかき氷くださいとお店に入っていったから、びっくりされました、笑

ちょっとしたデートを楽しみ時間になったのでお迎えに行きました。里子さんを迎えに行って今回もご機嫌でニコニコ笑顔でした。

昨年はまだ実親さんとの交流が楽しみなのに自分も表現できずモヤモヤ不完全燃焼で帰宅してから不機嫌だったり、寂しそうな顔をしたり、不貞腐れたりしてました。

けれど前回の交流あたりから変化が見られるようになりました。それは私たち夫婦への試し行動がおさまってきたのとタイミングが合ってると思います。

全ては繋がっているので、我が家で安心や信頼感が増せば、里子さんは自然と実親さんへ安心と信頼を深めて接することができるだろうと思っていました。

現実にそれが起こってきたようです。

今回の交流は夏休みの宿題の作文に自分のことも含めて書くのに「素直に聞いてごらん」と実親さんに色々聞く時間にすることを決めて会いに行きました。

実際その宿題をきっかけに今まで聞いたことなかった親の気持ちを聞けたり、その他にもたくさん話せたようで、里子さんは気持ちを聞けて嬉しそうでした。

この交流が最高最善になるよう祈りクリスタルボウルも奏で里子さんにも多めに聞いてもらったのです。

頑張らず怖がらずあなたのピュアさ全開で在ればいいんだよと言葉では伝わりにくいけど、自然とその在り方でいられるサポートを見えないエネルギーレベルでサポートします。

施設にいた時より確実に交流の間隔も交流の様子も変わってきていると本人も言っています。

里子さんが愛と調和に満たされその波紋が実親さんへも届き、響き合い深く繋がっている事を感覚で受け取れるんではないかなぁとイメージしてます。

離れていても愛を歪めねじ曲げることなく、見えない世界のつながりを信頼し生きていきましょう。

どんな感情も大丈夫だって私たち夫婦が里子さんに見せながら伝えていきたいです。