2年前の3月にスタートした養育里親としての長期委託。全くわからない中で始まった暮らし。
里子との交流は決して順調ではなく通常の倍の時間をかけて正式委託となった。
行くしかないという嫌な気持ちしかない中で里子にとっては本当に大変な日々だったはず。全く知らない関係性がない人間関係の大人たちが家族になろうと現れて、全く知らない土地にやって来て、新しい学校生活が始まる。
不安な中本当に頑張ってくれました。学校行きたくないって時もそれを受け入れて、家が嫌だ、ムカつくってストレスになり体調を崩したりアレルギー症状が酷くなったり、私たち里親も未熟だからあたたかく迎えて包み込むような愛情を与えてやれず、もうホントにヤダ…と投げ出したくなりました。
養育里親のことはこのブログにもたくさん書いてきました。色々整理し直して養育里親に興味があり調べてみようという方に届けられるようにまとめていきたいなと思います。
本当に1年未満で委託措置解除されるケースが4割ぐらいあるほど最初の1年続けられるかが大切なとこで、私たち夫婦も1年弱で本当に危機があり、児相に引き上げられてしまうかもしれない事になりました。
https://naomi3.jp/archives/10176
それを乗り越え2年経ち里子の卒業式
写真を一緒に撮る事をずっと拒絶され続けてたけど
ついに!一緒に撮れた。ありがとう。2年間楽しんで通ってくれてよかった。近所に友達もできてよかった。たまに学校の先生から注意の電話がかかってくるけどそれも元気な証拠だな、笑
素直ないい子だけだとつまらないと思ってる私もいるが、私のエゴは素直ないい子だと気持ち良さを感じる部分もあるのは否めない…
そして4月
大きめな学生服で大きなカバンを背負い中学校へ入学となりました。
学生服って不思議。制服を着るだけでちょっと顔が大人っぽくなったように映る。
入学おめでとう。これから3年間いろんなことがあると思うけど、絶対そばにいるから。見守り続けるから。どうあれ…
成長を近くで見守る事ができて本当に嬉しいしありがたい事です。喜びです。里子のおかげで私の人生でしたかったこと、望む人生を生きられている感覚になりました。ありがとう。
委託を許可してくださった実親さんにも感謝しているし、実親さんにお渡しする写真もしっかり撮りました。次に里子が実親と交流する時に自分で手紙と一緒に渡せるようにプリントします。
素直にすくすく育ってますよ。私が育てているというエゴで本質を見失うと養育里親はキツイ時があります。いのちのつながりを感じ続ける事がポイントなんだなって気づき始めています。
里子を誕生に導いた実親さんたちへの感謝と敬意。里子が純粋に親を求める思いと、自分の無価をつなげて解釈しないこと。たったこれだけで楽になる。
子どもを見守る養育者であるけれど、養育里親は事情があり一緒に暮らすことができない実親さんをサポートしたい気持ちが大きい養育里親さんたちもいます。
自分の子どもが欲しいという特別養子縁組里親さんも一つの道
児童相談所や児童養護施設と協力して子どもに家庭で暮らしていく事で育める感覚を養ってもらうために協働で養育していく養育里親さんも一つの道
里親制度を知ってみてくださいね。
生きとしいけるすべてのいのちが愛と調和につつまれ平安でありますように🙏