個人セッションの感想をいただきました

頑張らない在り方

今日はセッションありがとうございます。つい自分が置き去りにしてしまう感情、否定していた感情、怒り、憤りを見つめる時間になったと思います。人に否定される自分がもううんざりするほど嫌なのに、自分の潜在意識が作ってるというのが嫌なくらいにわかりました 。自分の中に怒りがあるから人から怒りをぶつけられる。行き着くところはやはり母との関係で、これからももっと自分の感情を解放ししていきたいです。直美さんの言葉はいつも私の魂が元気になります。そして勇気を頂きます。人はいくつになっても癒されていい。ありがとうございます。(愛知県・女性)

感想やセッションについてのブログ掲載の許可を得ています。

否定される・傷つけられる・攻撃されるその現象をなんとか終わらせたくてセッションを受け、理解されていない感じが増し、モヤモヤだけが積み重なっていく・・・そんな状態のようでした。

理解されたいのに理解されない、そのニーズがずっと満たされないことへの激しい怒りや憤り、そして憎しみが愛そのものになっていっていく。それは過去に母親へ抱いていた感情。

親との関係性で癒されていない領域が大きいと、大人になって社会に出た時に親に対して感じていた感情を他人に投影する場合がある。解決していかないと他人とのコミニュケーションが取りづらくなり上手くいかない現象を起こす可能性が大きい。

見て見ぬふりをしていた感情を強く感じる場面へ遡る。真実を見て聞いて知るために。初めてその時の母親の様子を客観的に観察し、母親も心配や不安や良かれと思うことを娘にしてあげたいだけなのに伝わらないもどかしさ、娘が理解できない戸惑い、悲しみ。

親が一方的に否定し話を聞いてくれなかったわけじゃない。自分が話さないと心を閉ざしてしまっていた事に気づいたようでした。

私たちはそもそも「自分が正しい」って概念がある。人間は見たいように見るし、聞きたいように聞くし、感じたいように感じるし、受け取りたいように真実をねじ曲げ受け取る。それが悪いわけじゃなくて自分が創っている世界、起きた現象の見方が正しい、自分は間違っていないと無意識に判断していく、その自分にいかに気づけるかということ。

表現方法が攻撃的な人もいるし被害者の立場になる人もいる。でも結局はどちらも同じなのだ。

自分には自分の真実があるように、相手にも相手の真実がある。人間の数だけ宇宙は存在する。どちらが正しいなんてことがそもそも戦いの元。自分が理解されないという気持ちとセットで自分が相手の気持ちを理解していないということ。

自分で自分の感情をごまかし、蓋をして自分を理解しないことが孤独感や寂しさにつながる。わかってあげられるのは自分しかいない。

目の前の現象・相手の態度・言動・様子だけで私たちは相手や起きた現象の善悪とかを勝手に決めつけるのではなく、自分の思い込みに気づき真実を見て聞き、感じて知ることに意識を向けてみよう。

自分が正しいか間違いか、相手が正しいか間違いか・・・常に自分の世界でそのジャッジをすると、人間関係、大切な人とのコミュニケーションが育まれず、支配する側とされる側とか、優劣とか勝ち負けの世界を無意識に創り出していく。

私たちが自分とは考え方や価値観が違い、見て認識する世界がただお互い違うだけなんだと理解していくと、周りがどうであれ自分は何ら変わらないことがわかる。自分という存在と存在している世界は幻想にしか過ぎないという真実に生きよう。

セッションを受けてくださってありがとうございました。

セッションで大切だと感じていること

セラピスト、ヒーラー、カウンセラーがもし、親は許すべきだ、許さなければならない、怒りや憤りは良くない感情だという概念を持っていたとしたら・・・目の前のクライアントさんの許せないと言う怒り、憤り、憎しみとうう気持ちにジャッジすることなく寄り添い向き合えるでしょうか?

クライアントさんが悲しみや怒りや憤りや憎しみを持ち続けて大丈夫ということではなく、一旦許せないでいる自分を受け入れる事もプロセスとして必要な場合があるから。人には人のタイミング、ペースがあることを知るのはとても大切です。

セッションは正論を理解させるものではないし、カウンセラーやセラピストの考え方を上から目線で教える時間でもない。ネガティブとされる感情を感じているクライアントさんを大丈夫と元気づけて励ますことでもない。明るく元気に楽しく前向きになるように・・・と着地をセラピスト・カウンセラー・ヒーラーが誘導するものでもない。

自分が飲み込まれることなくクライアントさんの大きく揺れる感情に寄り添うには、自分自身がその領域に向き合い乗り越えることも大切。自分が超えた領域が体験となり導ける。完璧にならないといけないということではないのですが・・・。自分自身数々の失敗から学んだ大切なこと。自己信頼を築いていくことはたいせつだなと思うのです。

セラピスト・カウンセラー・ヒーラーが着地点を決めるのではない。宇宙創造の源は完璧でそのエネルギーを、クライアントさんを、自分を、場を、ただ信頼していく。